運送業の労働環境

佐川急便は激務?力仕事やきつい作業は多いのか

更新日:

2つの荷物を持つ配達員

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今回の記事では、激務と噂の佐川急便について、力仕事やきつい仕事がどれくらいあるのかについて調査し、まとめました。

 

佐川急便だけに限らず、運送業界そのものが、かなりのブラック業界として有名です。

長い拘束時間、激務、サービス残業、営業ノルマ、年功序列、縦社会、暴力、など、口コミを調査していると黒い噂がどんどんと出てきます。

 

そして、そんな運送業界の中でも国内最大手の1つなのが

佐川急便

です。

 

本サイトでは佐川急便に関しては別でも記事にしています。

⇒佐川急便 ドライバーの給料や年収を徹底検証

 

今回は佐川急便について、

就業環境がどうなっているのか

を調べていきます。

 

運送業界のトップ企業はやはりきつい仕事のオンパレードなのか、それとも大手ということでホワイトな就業環境を誇っているのか。

運送業界への就職、転職を考えているなら、ぜひ参考にしてください。

 

参考!

運送業界でブラック企業という噂が出た会社をまとめた記事もあります。

よろしければそちらの方も参考にしてみてください。

⇒運送業は激務?辞めたいブラック企業と噂が出た業者一覧

 


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仕事がきついと噂の佐川急便はどんな運送会社?

並ぶ大型トラック

 

佐川急便は、運送業界の中でも最大手を誇る運送業者です。

 

  • 正式名称は佐川急便株式会社(SAGAWA EXPRESS CO.,LTD.)
  • SGホールディングスの子会社
  • 資本金は112億以上
  • 従業員数は5万人以上
  • 車両保有台数は2万5千台以上

 

現在佐川急便は、運送業界のブラックなイメージを改善することに力を入れています。

その1つが、少し前に流行った「佐川男子」の存在です。

イケメンでいかにもさわやかな男子社員をアピールすることで、ドライバーのイメージを改善しているわけですね。

その活動の一環として、佐川急便は彼らを前面に押し出し、カレンダーなども作っています。

 

また、佐川急便のドライバー職には4つの種類があります。

 

  1. 路線ドライバー(配送センターから各支店へ荷物を運ぶ仕事)
  2. 宅配ドライバー(軽自動車で一般宅に荷物を届ける仕事)
  3. 大型顧客向けドライバー(大手企業や工業団地に荷物を運ぶ仕事)
  4. セールスドライバー(企業相手に荷物を運ぶ、佐川急便のメインとなる仕事)

 

このうち、どのドライバーになるかにもよっても、仕事がどの程度きついかは変わってきます。

口コミによると、1番きつい仕事だと言われているのはセールスドライバーです。

そして、セールスドライバーは佐川急便のメイン業務でもあります。

 

そのためこの記事では、佐川急便の仕事がきついかどうかを判断するのに、セールスドライバーの仕事を基準に調査しています。

 

佐川急便におけるセールスドライバーの仕事の流れ

伝票を読み取る配達員

 

佐川急便のメインであるセールスドライバーの仕事の流れは、以下のようになっています。

 

  1. 荷下ろし(営業所に着いた配送トラックから荷物を降ろします)
  2. 仕分け(荷物を担当地域ごとに仕分けます)
  3. 荷積み(自分が配送する分の荷物を配送車に積み込みます)
  4. 配送(荷物を配送します)
  5. 集荷(荷物の集荷をします)
  6. 夜配達、再配達(夜間指定荷物の配達、再配達を行います)
  7. 事務処理(伝票の処理などを行います)

 

部署やその日の仕事量によって変わってきますが、基本的にはこのような流れです。

 

まず朝ですが、忙しい地域では、できるだけ早い時間に荷物を積み込まないと、配達が間に合わなくなってしまうそうです。

 

さらに、夜配達のあとに事務処理をしなければいけないため、配達が遅くまでかかってしまった場合は、深夜までの残業がどうしても必要になります。

夜の時間指定配送のことなども考えると、帰りが遅くなってしまうことも多くなりそうですね。

 

 

佐川急便の仕事できついところ5つ

大量の荷物に押しつぶされる

 

佐川急便の仕事できついと言われているところは5つあります。

 

  1. 営業ノルマ
  2. 長い拘束時間
  3. 厳しい縦社会
  4. 仕事量過多による激務
  5. 新人研修

 

口コミによるとこれらが、佐川急便を辞めた人の退社理由の多くを占めているそうです。

それでは佐川急便のきついところについて、1つずつ詳細を説明していきます。

 

佐川急便の仕事できついところ1.営業ノルマ

佐川急便の仕事でもっともきついという声を聞くのが、営業ノルマです。

 

まず、各家庭をまわる宅配ドライバーの場合、カーネーションや朝顔といった季節もの商品の販売ノルマがあります。

口コミによれば、そこまで質の良くないものを、割高な値段で売らなければいけないそうです。

そして、売れなければ自腹を切る必要があるといいます。

人によっては、毎年ノルマの自腹分だけで5万円程度の出費になっていたとか。

 

そして、企業向けに配達を行うセールスドライバーの場合は、配送仕事の営業をしなければいけません。

ノルマがあるうえに配達や集荷を行ないながら営業を行わなければいけないため、肉体的にも精神的にもかなり負担が大きいといいます。

セールスドライバーを辞めていく人の中には、この営業が嫌で辞めるという人も多いようです。

 

佐川急便の仕事できついところ2.長い拘束時間

ほかの運送業者と同様、佐川急便でも長い拘束時間がネックとなっています。

 

口コミを見ていると、とくに朝5時~6時に出社して、夜中の12時くらいに帰宅するという人が多かったです。

そのため毎日の睡眠時間が3~4時間しかとれず、20代で体力の限界を感じて仕事を辞める人もいるといいます。

そのうえ休日出勤が絡んでしまうと、拘束時間はさらに長くなってしまいそうです。

 

そして何よりも、運送業者でドライバーをするうえで睡眠不足はかなりきついです。

それこそ、交通事故に繋がりかねません。

そういった意味で佐川急便の仕事は、ある意味命を張ったものであると言えるのかもしれませんね。

 

 

佐川急便の仕事できついところ3.厳しい縦社会

人によっては、縦社会の厳しさが1番きついと感じることもあるようです。

佐川急便は、かなり体育会系の会社だと言われています。

 

そのため佐川急便では、上司の言うことは絶対です。

それこそ、佐川急便の口コミを調査していると、課長以上は「神」のように扱われると書いてありました。

まぁ、それは言い過ぎにしても、要はそれほどまでに佐川急便の縦社会は厳しいということです。

 

このような雰囲気の会社ですから、体育会系に慣れていない人にとっては、上司の応対をするのがもっともきつい仕事になってしまうようです。

体育会系が苦手だという場合には、佐川急便で仕事をするのはかなり厳しいかもしれませんね。

 

佐川急便の仕事できついところ4.仕事量過多による激務

佐川急便は仕事量が多く、激務できついという声が多くあります。

佐川急便のドライバーさんを思い浮かべてみてください。

荷物を抱えて小走りをしている人がかなり多くないでしょうか?

 

佐川急便のドライバーは、大量の配達物、再配達の二度手間、配達中の営業など、やることがかなりたくさんあります。

そのため、とにかく時間との勝負になるのです。

 

そしてそんな忙しい状況の中、気が急くのを抑えて安全運転をしなければいけません。

ドライバーさんの話だと、これが肉体的にも精神的にも大きな負担になるといいます。

 

佐川急便の仕事できついところ5.新人研修

佐川急便である1週間の新人研修もかなりきついと言われています。

なんでも、大声を出さなければいけないような、精神論に偏ったの研修なのだそうです。

 

口コミによると、とにかく声を枯らし、涙を流した人から合格できるとのことでした。

なので逆に、研修をパスするために特別な技術は必要ありません。

一応最終日に運転技術の検定もあるそうですが、口コミによるとそこはあくまでも検定であるため合否の判定はなく、結果が配属部署に送られるだけなのだそうです。

 

人によっては、この新人研修で会社が嫌になり、会社を辞めてしまうこともあるといいます。

もし佐川急便で仕事をしたいなら、そういう研修があるということは覚悟しておいた方が良いでしょう。

 

佐川急便のドライバーはマグロ漁船並の激務って本当?

ブラック企業の人々

 

佐川急便の口コミで多かったのは、稼げるかわりにとんでもない激務を課せられるマグロ漁船のような業者ではないのか、というものでした。

 

しかし現在においては、そこまでの激務ではないようです。

 

確かにバブル期の佐川急便は、かなりブラックな企業でした。

罵声や暴力は日常茶飯事、徹夜も当たり前という、まさにブラック企業を地でいくような企業だったのです。

 

そのかわり、年収1000万円以上を稼げていたのが、昔の佐川急便でした。

まさに、陸のマグロ漁船ですね。

 

しかし今は働き方の是正がかかっており、そこまでの忙しさや厳しさはなくなったといいます。

その分得られる年収もかなり下がってしまったようですが、少なくともバブル期のような真っ黒な企業ではなくなっているようです。

 

佐川急便の激務に関する口コミ

スマホの口コミネットワーク

 

ここからは、佐川急便の激務に関する口コミを紹介していきます。

佐川急便のきつい仕事が気になる、という場合には、ぜひ参考にしてください。

 

【佐川急便の激務に関する口コミ1】

部署にもよるのだと思いますが、私の場合はとにかく走り回りながら仕事をしています。集配中はもちろん、営業所の中でもです。とにかくやることが多くて、走らないと間に合わないんですよね。ただそのおかげで、身体はだいぶ鍛えられたと思います。とはいえ、このまま仕事を続けるのかと思うと、年を取るごとに不安が増しますね。

 

 

【佐川急便の激務に関する口コミ2】

私の部署ではあまり仕事がきついとは感じません。夜は大体20時くらいには帰れます。さらに、残業が増えている人がいた場合は余裕のある人が助けに入ったりもするので、噂になっているような激務ではないと思います。ちなみに、月の平均残業時間は60時間くらいです。サービス残業は基本的にありませんので、助かっています。

 

【佐川急便の激務に関する口コミ3】

身体的な強さもさることながら、本当に試されるのは精神的な強さです。忙しくても事故を起こしてはいけないわけですから、心を静めて安全運転に徹しなければいけません。忙しいと睡眠時間がとれないこともありますので、睡魔に打ち勝つ精神力も必要です。年功序列の縦社会なので、上司叱責でへこまない強さも必要です。あとはもちろん、健康を保つために不摂生をしないという心の強さも必要ですね。ただ逆を言えば、それらがあればある程度年齢がいっても働けるのではないかと思っています。人間、やはり精神が強いとなんでもできるものですね。仕事内容自体は単純なものも多いので、私のように性に合っている人ならやっていけると思います。

 

【まとめ】佐川急便は昔に比べればきつい仕事は減った

笑顔の配達員

 

今回は、激務と噂の佐川急便について、どれくらいきつい仕事があるのかについて口コミを調査し、まとめてきました。

 

まず1つ言えることは、「稼げるけど超ブラックな就業環境であるという噂」ですが、現在ではそこまでひどくはないようです。

バブル期には確かにひどい就業環境だったようですが、今はある程度マシになっています。

 

とはいえ、佐川急便の仕事の中にはまだまだきつい部分もあるようです。

 

  • 営業ノルマ
  • 長い拘束時間
  • 厳しい縦社会
  • 仕事量過多による激務
  • 新人研修

 

佐川急便の仕事については、これらがとくに厳しく、会社を辞めていってしまう人が多いそうです。

 

中でもとくに、営業ノルマが精神的にも金銭的にもきついようですね。

 

また、厳しい縦社会についても合わない人にはとことん合わないようです。

そのため、体育会系の職場は絶対嫌だ、という人には向かないかもしれません。

 

以上が、佐川急便の仕事できつい部分の口コミを調査したまとめです。

 

個人的には、今回紹介してきたきつい仕事内容は、運送業者に就職して働こうとすれば、大なり小なり我慢しなければならない部分なのかな、とも思います。

運送業界そのものがブラックなので、今回紹介させていただいたようなことは、大体どこの会社でもありそうだからです。

 

もし、ドライバーとして仕事をしようと思っているのなら、この記事を参考にしてください。

そして自分がやっていけそうかどうか、考えてみると良いでしょう。

 

(追記)

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