運送業の給与

佐川急便 ドライバーの給料や年収は安いのか?徹底検証

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今回の記事では、佐川急便におけるドライバー職の給料や年収が安いのかどうかについて、徹底検証していきます。

 

佐川急便と言えば、運送会社の中でも1,2を争うほどの知名度を誇る大手運送会社です。

世間では佐川急便で働く男性ドライバーのことを「佐川男子」と呼んで、彼氏にしたい男性とまで言われていますね。

さらにその中でもイケメンを選んでカレンダー作りを行うなど、佐川急便はさわやか路線でのイメージ作りに力を入れているようです。

 

そんなさわやかな佐川男子たちですが、実際のところ、給料や年収はどうなっているのでしょうか?

今回はそんな疑問を、佐川急便で働く人たちの口コミを集めることで調査し、まとめてみました。

佐川急便への就職や転職を考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。

 


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佐川急便はどういう会社なの?

トラックと地球儀

 

佐川急便株式会社(SAGAWA EXPRESS CO.,LTD.)は、1957(昭和32)年3月22日に創業した日本を代表する運送会社です。

SGホールディングスの子会社で、宅配便をメインに各種輸送に関わる事業を行っています。

資本金は112億以上、従業員数は5万人以上、車両保有台数は2万5千台以上と、まさに大手と呼ぶのにふさわしい規模です。

 

ただ歴史ある大手企業の名残ということもあり、佐川急便はかなりの体育会系であるらしいです。

そのため、人によってはかなり居づらい社風であると感じてしまうかもしれません。

 

ちなみに、佐川急便におけるドライバー以外も含めた各役職別の年収は、口コミ調べによるとおおよそ以下のようになっています。

 

  • 主任 430万円
  • 係長 530万円
  • 課長 700万円
  • 部長 780万円

 

もちろん部署や査定にもよりますが、各役職の年収はおおむねこの程度の額になると思われます。

求人サイトで似たような年収モデルを見た場合は、会社全体の年収モデルであると考えてください。

 

あと佐川急便は大手運送会社ということで、安全面に力を入れて取り組んでいます。

その取り組みの一環として毎年社内で行われているのが、ドライバーコンテストです。

安全に対する知識や運転技術、日常点検の徹底などを競い合うことで、ドライバー全体の意識を上げようとしているわけですね。

こういった取り組みは、同じドライバーとして働く身としては、さすが佐川さんだなと思いました。

 

また、佐川急便は退職金が優遇されているという情報もありました。

定年を迎えれば、平社員であったとしても1000万円程度の退職金が貰えるという話です。

基本的に運送業者の退職金はあまり期待できないことが多いので、これは嬉しいですね

 

佐川急便におけるドライバーの種類

佐川急便には、4種類のドライバーが働いており、どのドライバーになるかで年収が左右されます。

 

  1. 路線ドライバー
  2. 宅配ドライバー
  3. 大型顧客向けドライバー
  4. セールスドライバー

 

まず路線ドライバーは、配送センターから各支店へ荷物を運ぶ仕事です。

必然的に勤務時間が夜間になることが多く、大型トラックを運転することになります。

夜間の仕事が多いということで、基本的に営業をする必要はありません。

営業手当が付かないため給料はやや安い傾向にあるようですが、精神的にはかなり楽なため、佐川急便のドライバーの間では人気の部署です。

 

次に宅配ドライバーは、軽自動車で一般宅に荷物を届ける仕事です。

こちらも基本的に営業は少ないらしく、精神的には楽なようです。

ただし、最近は荷物の再配達も多く、理不尽な苦情を入れてくるクレーマー客も多いため、一筋縄ではいかないといいます。

さらに5の倍数の日は定期購読ものの配送もあるため、配達量がかなり増えてしまうそうです。

営業があまりないとはいえ、それなりの激務は覚悟しておいた方が良さそうですね。

給料面で言えば、配達ルートによって大きく変わるそうです。

また、宅配ドライバーの仕事については、外注に回す場合も多いと言われています。

 

そして次に、大型顧客向けドライバーです。

1つの大手企業に荷物を運ぶか、工業団地に荷物を運ぶことが多いそうです。

こちらは営業をする必要がないらしく、精神的にはかなり楽だといいます。

ただ、この仕事はどちらかというと外注業者に回されることが多いようですね。

また、営業手当が付かないため、給料は安めになってしまいます。

 

そして、佐川急便のメインでもっとも多いのがセールスドライバーです。

基本的に企業への配送がメインになるのですが、どちらかというとそのさいの営業の方がきついといいます。

ノルマも厳しいらしく、口コミによるともっとも精神的につらいドライバー職になるそうです。

ただ、営業職ということで、給料には営業手当が反映されます。

そのため、営業成績が良ければ月収40万円~50万円も夢ではないようです。

お金が欲しい人にとっては、1番良い働き方かもしれませんね。

 

このように佐川急便では、一口にドライバーといっても色々な働き方があります。

佐川急便は営業成果によって給料が大きく変わりますので、どのドライバーをするかによって平均年収が大きく変わってくるわけですね。

ただし、入社後の異動などもありますので、求人募集の段階で希望のドライバーになれても、そのまま続けられるかどうかは分かりません。

 

佐川急便ドライバーの平均年収はどれくらい?

配達員の画像

 

ここからは、佐川急便におけるドライバー職の年収、給料についてまとめていきます。

口コミからドライバーの平均年収などを調査していますので、ぜひ参考にしてください。

 

佐川急便の給料、年収に関する基本情報

佐川急便におけるドライバーの平均年収は、口コミ調べて「320万円~600万円」です。

佐川急便は年功序列がまだまだ残っている企業であるということで、年代別の年収はおおよそ以下のようになります。

 

  • 20代 320万円
  • 30代 420万円
  • 40代 530万円
  • 50代 590万円
  • 60代 400万円

 

もちろん残業や成果報酬の有無で大きく変動はありますが、平均的には50代が1番高い年収になるようですね。

また口コミによると、基本的に佐川急便におけるドライバーの給料は以下のような計算をするそうです。

 

  • 基本給+成果給+残業手当+各種手当=月収

 

そして、上記の計算式の中でも成果給の部分がそれなりのウェイトを占めているというわけですね。

ただ佐川急便では福利厚生が手厚いので、各種手当についてもバカになりません。

 

佐川急便で年収1000万円稼げるっていう噂は本当?

佐川急便のドライバーは昔、年収1000万円を稼げる仕事であると言われていました。

しかし、現在では年収が下がってしまい、年収1000万円はかなり厳しいようです。

 

というのも佐川急便は、もともとかなりブラックな企業だったのです。

何十日も休みがなく、とんでもない量の残業があり、ひどいときには徹夜する人までいるような環境だったといます。

 

ただ、佐川急便はその分の給料をちゃんと支払っていました。

そのため、成果報酬と残業代を合わせることで、佐川急便のドライバー職はとんでもない高給取りになっていたのです。

それこそ昔は、お金が欲しいなら男は佐川に行け、と言われるくらいだったといいます。

トラックのドライバーとして、多くの人が年収1000万円、月収100万円以上という大金を稼ぎ出していた時代でした。

 

しかし今は就業環境を見直し、そこまでひどい状況ではなくなっています。

もちろん運送会社ということでまだまだ激務の噂は絶えませんが、それでも昔に比べればずいぶんとマシになったようです。

そして当然ながら、その分個人の仕事量が減り、年収も落ち着いたというわけですね。

 

とはいえ現在でも、佐川急便の給料、年収は数ある運送会社の中ではそれなりの高水準を誇っています。

もしドライバーとして働きたくて、かつそれなりの年収を望むのなら、まだまだ佐川急便という選択肢はありかもしれませんね。

 

佐川急便の給料や年収に関する口コミ

ここからは佐川急便の給料、年収に関する口コミを紹介していきます。

さずが日本最大手の運送会社なだけあって、口コミの数もかなり多くありました。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

【佐川急便の年収に関する口コミ1】

年収1000万円、なんていうのは昔の話で、今はとてもそんなには稼げません。とはいえ昔は労働基準法を完全に無視したブラックな働き方を強要されていたようなので、決して今が悪くなったという感覚ではありません。私は軽四ドライバーをしているのですが、週休2日は基本的にもらえますので、むしろ今の方が良いのではないでしょうか。福利厚生もわりとしっかりしています。とはいえやっぱり忙しいときは忙しいですね。

 

【佐川急便の年収に関する口コミ2】

給料、賞与は、年2回の業績評価によって決定されます。SSからDまでのランクがあります。ただ、ランクが上の方でも賞与は10万円台程度しか貰えませんし、昇給も1万円以下といったところです。とはいえ、この評価による年収の差はそれなりに大きくなってきますね。あとは、どれだけ営業成績が良くても、基本的にベテランドライバーを超えることはできないシステムになっています。とくに新入社員はそうですね。成果に対してノルマを課したりうるさいわりに、こういった年功序列な部分があるのはどうかと思います。ちなみに私は、入社1年のセールスドライバーで手取り27万円程度です。まだまだ若造なので、そこまでの昇給は望めません。

 

【佐川急便の年収に関する口コミ3】

長時間労働のおかげでそこそこの年収はありますが、その分ボーナスはほとんどありません。佐川急便はかなり大手の会社だと思うのですが、手取りで月収1ヵ月分にも満たないと思っておいてください。ただ、最近少し見直しを検討しているようで、もしかしたら将来的には期待できるかもしれません。まぁ、そこまで期待してしまうと裏切られてしまいそうな気もしますが。

 

【まとめ】外資系をのぞけば佐川急便の給料、年収はそれなりに高水準

笑顔の配達員

 

今回は佐川急便におけるドライバー職の給料、年収について口コミで情報を調べ、まとめてきました。

佐川急便の収入面については、以下のことが言えそうです。

 

  • 平均年収は320万円~600万円程度
  • ドライバーの多くは営業職であり、営業成績が給与に大きな影響を与える
  • 福利厚生は手厚い
  • 平均勤続年数は3、4年しかない
  • 昔ほどの高収入は望めない(その分就業環境は改善されている)
  • 外資系以外の運送会社の中では高水準な年収が貰える

 

昔は年収1000万円稼げるドライバー職として有名な佐川急便でしたが、現代ではそこまでの収入を得ることはできません。

とはいえ運送業界の中では高水準な年収を誇っていますので、平均年収は決して悪い数字ではないと思います。

ただし、ドライバーの種類や営業成績によって給料は大きく変動しますので、働き方によってはその限りではありません。

佐川急便におけるドライバーの収入は成果報酬と残業手当によるところが大きいので、そのことは理解しておきましょう。

 

以上が、佐川急便におけるドライバー職の給料、年収の調査結果です。

佐川急便は、運送業界で働きたいならほぼ100%候補に挙がってくる企業だと思います。

ぜひこの記事の情報を参考にしていただき、自分に合っている職場かどうかを見極めてください。

 

以上、「佐川急便 ドライバーの給料や年収は安いのか?徹底検証」の記事でした。
 

(追記)

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