運送業の労働環境

クロネコヤマトは激務できつい?辞めたいという人の理由とは

投稿日:

真顔の配達員

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今回は、クロネコヤマト(ヤマト運輸)のきつい仕事や激務が原因で、「もうドライバーを辞めたい!」という人たちの口コミを調査し、まとめました。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)は日本の運送業界の中では、重鎮と呼べる存在です。

今の運送業界を作り上げた会社の1つであるとも言えます。

ドライバー志望の人の中には、そんなクロネコヤマト(ヤマト運輸)で働きたいという人も多いのではないでしょうか。

もしあなたもそうなのだとしたら、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

 

今回の記事では、キツイ仕事、激務という噂の真相、辞めたいという人の本音、などなど、求人サイトではなかなか出てこない情報を紹介していきます。

ぜひ、あなたのお役に立ててください。

 

クロネコヤマトに関しては他にも給料や年収に関することも記事にしていますのでご参考にしていただければと思います。

(参考記事)
⇒クロネコヤマト ドライバーの給料や年収は安いのか?徹底検証

 


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クロネコヤマトはどんな運送会社?

工場の画像

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)は、100年近くの歴史を持つ大手運送会社です。

ヤマトホールディングス株式会社の中核事業会社で、100%出資子会社でもあります。

 

商号ヤマト運輸株式会社(YAMATO TRANSPORT CO., LTD.)
資本金500億円
従業員数17万人以上
設立年月日2005年(平成17年)3月31日
給料日毎月15日締め日の25日支払い

 

ちなみに「ヤマト運輸株式会社」として商号を得たのは2005年ですが、事業自体を開始したのは1919年(大正8年)とかなり古い歴史を持っています。

最初は、4台だけのトラックからスタートしたということなので、その成長ぶりには驚かされますね。

 

そんなヤマト運輸ですが、時代の流れに乗り遅れ、一時期は倒産の危機に陥っていたといいます。

しかし、1973年に社長として就任した「小倉昌男氏」が、宅急便事業を開始したことで、運送業界の第一線へと返り咲いたのです。

これが、今でこそ有名な「クロネコヤマトの宅急便」が誕生した瞬間だったわけですね。

 

現在のクロネコヤマト(ヤマト運輸)は利益よりも売上重視

売上アップの画像

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)で働くドライバーの口コミを見ていると、最近のヤマト運輸は利益より売上至上主義になってしまっている、というものがありました。

そしてそのしわ寄せが、ドライバーを始めとする従業員に行ってしまっているということなのです。

 

宅急便の生みの親である小倉昌男氏は、「ドライバーは神様であり、会社の代表」という企業理念を掲げていました。

しかし、経営者が代替わりし、利益より売上至上主義になってしまったことで、ドライバーが軽視されるようになってしまったのだといいます。

 

なんでもクロネコヤマト(ヤマト運輸)では、売上を確保するためにさまざまなノルマや指示が来るのだそうです。

 

たとえば、ヤマトの集配拠点であるセンターを束ねるエリア支店長から、「売上が落ちているから外部業者への委託上限を100個に抑えて、あとは社員でなんとかしろ」という内容のメールが来たという話もあります。

現場のドライバーはすでに1人が持てるキャパのギリギリまで仕事をしている状態だったのに、その仕事をさらに増やせと言ってきたわけですね。

もちろん、人員の増員はありませんので、おのずとドライバーたちはさらなる激務へと追いやられてしまいます。

ただでさえきつい仕事の状況なのに、さらに追い打ちを食らってしまうわけです。

まさに、「売上至上主義のドライバー軽視」ですね。

 

もちろん、この指示はあくまでもエリア支店長の独断である可能性もあります。

ただ、このような指示が上層部から流れてくる可能性があるということは、認識しておいた方が良いかもしれません。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由5つ

退職届

 

口コミを調査した結果、クロネコヤマト(ヤマト運輸)のドライバーを辞めたいと思った人たちは、以下のような理由を持っていたようです。

 

  1. 物を運ばなければいけない
  2. 勤務時間が長い
  3. 再配達の荷物が多い
  4. 残業時間が抑制されている
  5. さまざまなノルマを課せられる

 

このように、運送業界全体に言えるものから、クロネコヤマト(ヤマト運輸)でのみ言えそうなものまで、さまざまな理由があります。

それでは、それぞれどういった理由なのか、詳細を説明していきましょう。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由1.
「重い荷物を運ばなければいけない」

これは運送業界のドライバーとして働くなら宿命のようなものですが、やはり「重い荷物を運ぶのがきつい」という理由で仕事を辞めたいと思う人が多いようですね。

 

よく、「宅配ドライバーは女性も活躍しています!」ということが言われますが、口コミを見ていると実際はなかなか厳しいようです。

実際、女性のドライバーもいるそうなのですが、実際の女性ドライバーさんの話によると、エリアによって女性でもできるかできないかは変わってくるといいます。

重い荷物を多く運ばなければいけないエリアであったり、階段をたくさん上らなければいけないエリアであったりすると、やはり女性では続かず、すぐに辞めたいと思ってしまうのだそうです。

 

また、腰とひざにはとくに気を使うといいます。

ドライバーは基本的に体力勝負なので、腰やひざがダメになってしまうと、当然仕事を続けることができなくなってしまうのです。

そういう意味では、ドライバー職は数ある仕事の中でもかなりきつい職種であると言えますね。

 

ただしこれらの状況は、何もクロネコヤマト(ヤマト運輸)に限ったことではありません。

運送業界のドライバーとして働くなら、どこに就職したとしてもまとわりついてくる問題です。

ただ、あまりに激務で仕事の調整が難しい会社に就職してしまうと、やはり体の限界は早くに訪れてしまうようですね。

 

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由2.
「勤務時間が長い」

勤務時間の長さも、クロネコヤマト(ヤマト運輸)のドライバーが仕事を辞めたいと思ってしまう理由の中では上位に入ってきます。

 

口コミの中には、「1日に14~15時間労働が当たり前で、担当エリアによっては12時間走り続けなければならない」というものまでありました。

実際そういうエリアでは、退職者が続出し、人手不足になり、さらに激務になってしまう、という負のサイクルが回ってしまっているそうです。

 

ただ、「勤務時間」というくくりだけで見れば、最近はやや改善されているとも言われています。

本社の方から残業規制が入り、会社に残れなくなっているのだそうです。

ただし、仕事量はむしろ増えているというところも多いらしく、まだまだ根本的な解決には至っていないのかな、という印象を受けます。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由3.
「再配達が多い」

再配達の多さに嫌気がさし、ドライバーを辞めたいと思う人も多いそうです。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)でいうと、「Amazonの配達を請け負い始めてから再配達の量がかなり増えた」という口コミがありました。

多いときだと、午前中だけで20個以上の荷物が再配達になってしまうのだそうです。

 

運送業のドライバーにとって、再配達はかなりの手間になります。

なにせ、通常1度でいいところを何度も配達に行かなければいけないわけですからね。

さらに、お客さんからのクレームも増えてしまうため、ドライバーによっては不在票をポストに入れるときに手が震えてしまう人さえいます。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由4.
「残業時間が抑制されている」

クロネコヤマト(ヤマト運輸)の口コミによれば、「残業時間を抑制されているから」という理由でドライバーを辞めたいと思う人も多いそうです。

 

「残業時間が減る」と聞くと、一見、とても良いことのように思えます。

しかし、口コミを見ていると、どうやら仕事量はぜんぜん変わっていないのに、ただ残業時間だけが抑制されるというのです。

 

同じ仕事量で残業時間が減るということは、単純に考えて激務にさらなる拍車がかかることを意味してしまいます。

さらに、残業代に頼る給与形態をしているのに、ただ残業時間だけが減らされているため、仕事量に対して収入が減ってしまうという事情もあるそうです。

そして、これは部署にもよると思いますが、どうしても仕事が終わらないため、残業申請を少なめにして、サービス残業をしているという口コミまでありました。

 

「長い拘束時間」というのは、運送業界全体が抱える問題の1つです。

しかし、業務量を変えずに拘束時間だけを減らそうとしてしまうと、結局ドライバーの負荷が増えるだけになってしまうわけですね。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいと思った理由5.
「さまざまなノルマを課せられる」

クロネコヤマト(ヤマト運輸)では、売上至上主義になってから、さまざまなノルマを課せられるようになったそうです。

そして、そのノルマが嫌になって会社を辞めるという人も多いといいます。

 

たとえば、「現在のクロネコヤマト(ヤマト運輸)は利益よりも売上重視」でお話した外注規制も、ドライバー1人当たりの配達ノルマとなってきますね。

さらに、残業代の抑制も、考え方によってはノルマです。

要は、〇時間に最低〇個の荷物を運びなさい、ということになりますからね。

 

口コミを見ていると、こういったとにかく数字と向き合わなければならないところに嫌気がさし、会社を辞めたいと考えている人が多そうです。

 

クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミ

しがらみにとらわれた人

 

ここからは、クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミを紹介していきます。

口コミの性質上、求人サイトではなかなか出てこない情報なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミ1】

私の場合だと、1日に平均150個の荷物を配達しています。ちなみに、時間指定サービスでもっとも多いのが午前中なので、正午までにおよそ半分を配達します。しかし、そのうち2割は不在で持ち帰ることに……。正直、これはなかなか厳しいですね。とにかく激務で忙しいのに、2度手間がかなりの確率で発生するわけですから。正直、某大手通販サイトとの提携は完全に切ってほしいとさえ思います。これが20キロを超えるような重量物で、エレベーターのないマンションへの配達となると、本当にもう地獄ですので。

 

【クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミ2】

宅急便の生みの親である小倉昌男元社長の掲げた「ドライバーは神様であり、会社の代表」という企業理念が、経営のが代替わりとともに一変してしまったように思う。とくに問題だと思うのは、利益より売上至上主義になってしまっているところ。会社にとって重要なのは、売上よりも利益や利益率のはずなのに、その辺りはどうなっているのだろうかと思う。現状の、ドライバーを使い潰すやり方では未来はないのではないかと思うし、私としてこの状態で働き続けたいとは思えない。

 

【クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミ3】

給与が残業代に頼る形態なのに、残業を抑制されてしまって困っています。仕事量は変わらないのに収入は大幅に減ってしまいました。ただでさえそこまで良い給料ではないので、正直かなり厳しいですね。これが原因で会社を辞めたいというドライバーも多そうです。

 

【まとめ】クロネコヤマト(ヤマト運輸)では、売上至上主義のあおりをドライバーが受けてる

しんどそうな配達員

 

今回は、クロネコヤマト(ヤマト運輸)のきつい仕事や激務が原因で、「もうドライバーを辞めたい!」という人たちの口コミを調査し、まとめてきました。

調査した結果、クロネコヤマト(ヤマト運輸)のドライバー職については、以下のようなことが言えそうです。

 

  • 勤務時間はやはり長い
  • 重い荷物を運ばなければならない
  • 売上至上主義で数字に追われることが多い
  • 残業代抑制でより激務になった
  • 残業代抑制により、多くのドライバーの収入が下がっている

 

私としては、数々の口コミ調査してきた結果、クロネコヤマト(ヤマト運輸)でとくに問題なのは、「売上至上主義」と「残業代の抑制」なのかなというふうに感じました。

口コミを調査した現状、この2つのあおりを、どうもドライバー職が受けているようです。

 

とはいえもちろん、まだまだ改善途中で、これから良くなってくる可能性は大いにあります。

なんといってもクロネコヤマト(ヤマト運輸)は、長い歴史を持つ大手企業です。

そのため、クロネコヤマト(ヤマト運輸)に関してはこれからに期待しても良いのかな、というように感じました。

 

以上が、クロネコヤマト(ヤマト運輸)を辞めたいという人の口コミを調査した結果です。

ドライバーとして健康的に働きたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてみてください。

 

(追記)

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